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ー築年数別に見るリフォームの優先順位とはー

築年数別で考えるリフォームの優先順位とは

家を建てて年月が経つと、「少し気になる箇所が出てきた」「もっと快適な住まいにしたい」と、リフォームの検討を始める方が多いです。でも、築年数によって必要な対策や優先すべき箇所は異なります。費用も生活への影響も考えたうえで、何から手を付ければいいか迷ってしまうことも。そこでこの記事では、築年数別にリフォームの優先順位とおすすめの工事内容を整理し、あなたの暮らしに合った計画づくりのヒントをお伝えします。

築0~10年:軽微なメンテナンスと使い勝手の向上を中心に

この時期は、設備の故障や構造の劣化はほとんどなく、まずは使い勝手や最新のトレンドに合わせた改善から始めると良いタイミングです。

主なリフォーム内容:

* クロスの張り替えやアクセント壁設置など、内装のリフレッシュ
* 照明やガスコンロなど、家電・設備の最新モデルへの交換
* 収納スペースの増設やキッチン内のレイアウト見直し
* 浴室や洗面台など水まわりの清掃性改善(コーティングや小物の交換など簡易な工事)

このくらいの築年数なら、大きな構造工事をせずとも暮らしの満足度をぐっと上げられます。特に、「もっと明るくしたい」「収納をもっと使いやすくしたい」など、日常の不便解消のリフォームを優先しましょう。

築10~20年:劣化や断熱性の低下が気になる時期

築10年を越えると、設備の経年劣化や断熱性能の低下が気になり始めます。快適で安全な暮らしを続けるために、少し本格的なリフォームが必要になるタイミングです。

優先すべきリフォーム:

* 給湯器やエコキュート、換気扇などの設備交換
* 給排水管、排水桝の点検・交換(カビや詰まり、赤水の原因になるため)
* 窓の断熱リフォーム(内窓設置や二重サッシなど)
* 浴室・トイレの段差解消や手すり設置による将来的な安全対策
* 外壁・屋根の補修や塗装(劣化が進むと雨漏りのリスクが増します)

この時期に構造まわりや断熱性能を見直すことで、光熱費の改善や、住まい全体の寿命延長につながります。費用はかかりますが、長いスパンで見た満足度は高くなります。

築20年以上:安全性・性能・将来の安心を重視する時期

築20年を超えると、構造や設備の大規模な劣化が進んでいる可能性があります。むしろ、安全性や長期住まいのためのリフォームのタイミングと言えます。

おすすめの優先項目:

* 耐震補強(耐震診断を受け、必要な補強を行う)
* 給・排水管の全面交換(錆や腐食による漏水リスクが高まります)
* 全面断熱リフォーム(壁・屋根・床の断熱工事)
* キッチン・浴室など水まわりの全面改装
* 庭や外構の安全対策(滑りにくい床材、手すりの設置、段差の解消など)

この築年数で実施するリフォームは費用が大きくなりがちですが、「安全で快適に長く暮らす住まい」を実現する大きな機会となります。補助金制度やローン、段階的な実施などを組み合わせて対応するのがおすすめです。

築30年以上:中古リフォームか建て替えも視野に入れる時期

築30年以上が経過すると、建物全体の構造や配管、耐震性などの劣化がかなり進んでいる可能性があります。この時期では、どこまで改修するかだけでなく、「建て替え」を含めた選択肢も検討する時期です。

リフォームを選ぶなら:

* 耐震診断で建物の安全性を明らかにしてから改修判断
* 給排水管・電気配線の全面見直し(使える部分が少なくなる可能性が高いです)
* バリアフリー・断熱・水まわりなど、お金をかける優先順位を明確にする
* 将来的なメンテコストも考えた総合的判断が必要

場合によっては、建て替えの方が長期的には安く済むこともあります。慎重に判断する段階です。

築年数別リフォームの進め方まとめ

築年数が浅いほど、内装や設備の改善中心で満足度を上げやすいです。一方、築年数が経つほど構造的な見直しが必要になり、費用や手間も大きくなります。ポイントは以下の通り整理できます:

築0~10年:内装・使い勝手中心
築10~20年:劣化や断熱性能の改善
築20~30年:耐震・断熱・水まわり全体の見直し
築30年以上:リフォームか建て替えの総合判断

まずは気になる箇所を整理し、専門業者に相談して現地診断を受けるところからスタートすると安心です。豊川市にお住まいの方は、地域に詳しい「工創」までお気軽にご相談ください。

お問い合わせ:0533‑65‑9389
所在地:愛知県豊川市御津町広石永井田98

築年数に合わせたリフォームで、安全で快適な住まいを実現しましょう。

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